日本三大峡谷『大杉谷』~日本百名山『大台ケ原』へ ②

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朝食は6時なので5時起床を予定しておりましたが、4時過ぎに目が覚めるという失態。
暇なのでトイレに行きましたが懐中電灯持っていかないと行けないくらい明かりがない(笑)
山小屋が渓谷に建っているので満天の星空ですがマジ暗い。
部屋に戻りDLしてきた動画を見てから本格的に起床。

夕食も美味しくいただきましたが、朝食も美味しくいただきました。
ご飯おかわり自由です。
あまり食べ過ぎると重たくなって登山がしんどくなりそうなので1膳にしておきました。
たまごかけごはんのお醤油もありました^^


カウンターでお湯、水を入れて出発に備えます。
みかんも販売してましたよ。
他のパーティが6~7組おられましたが、一番若人の私たちが一番しんがり(笑)
まずは堂倉滝まで向かい、2つある山小屋のどちらかでランチ予定。

公式HPから拝借してきましたm(__)m
2日目は桃の木山小屋から大台ケ原ビジターセンター。
まずはランチをいただく予定の山小屋まで。

堂倉滝からと堂倉小屋、そして最難関は頂上手前1キロほどですさまじく高度を稼ぐという(汗)
予想は長い木階段かと。
この季節は血吸いの「ヒル」はいないのですが、
冬眠前なのでツキノワグマを見かけるそうです。
生きるため食べ物を蓄えないといけないクマたち。
普段はおとなしいようですが、人間のエゴによって凶暴になることもあります。
なので、こっちに来たらあかんでーと住み分けれるようにこころがける手法の一つとして鈴を付けて行動。
クマが笑っててかわいいでしょ^^アマゾンで購入しました。

倒木のアーチも抜けると

コの字型の鎖場(笑)
もう難関の始まり。
左は宮川が流れてて落ちたら大ケガします。
慎重に慎重に。
大胆はいらない。

最初の目的地。「七ツ釜滝」
この滝も100m以上水が落ちてくる圧巻な様は「日本の滝百選」に選ばれてる名瀑です。

人間の手が入ってないホントのエメラルドグリーン。

川沿いの登山道を抜けてしばらくするとおおきな岩がゴロゴロ見えてきます。
2004年の台風によって登山道が崩壊し宮川が大岩で分断されたようです。
自然の力に人間は及ばない破壊力。

この断崖をよじ登って上がりますが、軽トラ級、それよりも大きな岩を越えますが、4足歩行じゃないと相当疲れます。

頑張る枝が大きな岩を支えています(笑)

ここから高度が上がっていきます。
尾根の階段をよじ登って上がります。

何本もの吊橋を渡りましたが、最後の堂倉吊橋を渡って

堂倉滝
一番近くで見れた滝かも。
滝しぶきのマイナスイオンに覆われて心地よいな~
しばし疲れを忘れさせてくれます^^

やっと目的地の粟谷山小屋に到着。
ここまで勾配のきつい樹林地をひたすら登山^^;

今日の昼食も妻が握ってくれたおにぎりを頬張ってエネルギー補給。
生姜湯とコーヒー1杯分のお湯を入れました。

ここから最難関のがんばるところ。
崖をよじ登っていきます(笑)
ほんまにここからしんどかった!!”#$%&’
登らんと帰れないからゆっくりゆっくり慌てずに。
落ちたら笑えない!

シャクナゲ平の階段抜けるともうすぐ?

大きな杉発見。
後から知りましたが、屋久杉だったようです。
枯れずに迫力ありましたね。

おーっと少し稜線見えて来ました^^

獣道発見。
クマさん出てくるなよー

展望台に着いた!!
日出ヶ岳山頂は1,695m!!
堂倉滝が800m地点。
一気に900m上がってきた
そらしんどいわ。
それでも3人で励まし合い、力を合わせて制覇すること出来ました!!

三角点。

達成感満載は笑顔でわかっていただけます^^

右奥が熊野湾

富士山方面ですが、超快晴じゃないと見えないようです。

こちらは奈良生駒方面。

山頂には5人もいなかったので写真撮影に困ることはありませんでした。
まーしかしグダグダのヘロヘロになりました(笑)
美味しい空気を吸い込んで、景色を目に焼き付けること30分ほどでしょうか。
下山の合図がありましたので降りることに。

下りは緩やかで平地も長く歩いたように感じましたが1時間もしないうちに


駐車場に付きました(笑)
あら?こちらから日出ヶ岳はあっという間に到着。
観光者でも上がってこれるコースです。

到着したのが14時半、7時前に出発。
1時間半ほどは休憩しているので実際は6時間登山。
大杉谷~日出ヶ岳~大台ケ原はとても素晴らしい景色の大秘境でした。

大台ケ原は降雨量が日本一ですが、2日間とも曇ることなく天気に恵まれました。暑かった!Tシャツ1枚でも登れましたが、用意は周到にしておかないと山では命取りになります。

1泊2日の大秘境は一人ではとてもじゃないけど登りきれなかった!降りきれなかった!
あきらめてヘリコプターよんだかもしれない(笑)
それほどきつかったコース、鼓舞しあえる仲間たちがいてこその登山でした。
山小屋は初めて泊まらせていただきましたが、とても楽しい経験をすることが出来ました。
ツキノワグマには遭遇しませんでしたが、人間がしっかりと約束事を作って共存共栄出来るようにしないといけません。
世の中は違うことばかりに目が行きがちですが、こういうことにも目を配り鳥獣たちが安心して暮らせる場所を作らないと考えさせられました。

次はピストンで今回行けなかった大蛇嵓に行きたいな^^

2編に渡りお読みいただきありがとうございましたm(__)m

なぜ山の登るの?
そこに山があるからさ(笑)